だんだんと暑くなってくると、ちょっとした動作でも大量の汗が噴き出してきます。
日本の夏は高温多湿なので、汗をかくとなかなか乾かずにじっとりと肌についたまま。
そのまま放っておいて、あせもが出来ていた!なんてことはないですか?
特にお尻は下着に包まれている分、蒸れやすく、あせもが出来やすい部位です。
あせものタイプ
あせもを調べてみると、3種類のタイプに分けられることがわかりました。
まずは、赤く小さなプツプツでかゆみがあるあせものことを
紅色汗疹(赤いあせも)と言います。
これが、一般的にあせもと言われるものですね。
二つ目は、白く小さな水ぶくれのようなあせもを
水晶様汗疹(白いあせも)と言います。
残る三つ目は、深在性汗疹ですが、
熱帯地方や長時間高温にさらされるような特殊な環境下で起きるので、
ここでは特に言及しないでおきます。
あせもはなぜできるのか?
大量に汗をかいた時に汗の通り道(汗管)が詰まってしまい、
本来の出口から汗として排出できずに皮膚に漏れ出してしまうことで起きます。
上の三つのあせものタイプは詰まりが起きてしまった汗の通り道の場所で
分けられています。
汗には微量のミネラルが含まれており、それらが肌への刺激となり、
赤くなったり、かゆみを起こしたりします。
赤いあせもはチクチクとした刺激があるので、無意識に掻いてしまい、
傷ついたところから細菌に感染する場合があります。
白いあせもは肌のごく表面に汗が漏れ出して透明で水滴のようなポツポツが
出来ている状態です。かゆみや炎症などの症状はなく、放置していても、
大抵治ります。
お尻にあせもが出来ないようにするには?
1.すぐに汗を洗い流す
汗をかいたらそのままにしないことです。
ぬるま湯で洗い流すことが一番いいのですが、外出先ではそうもいきませんよね。
トイレでこまめに拭き取るようにしましょう。
汗を拭き取る時ですが、乾いていると汗に含まれる成分が十分に取りきれないので、
濡れタオルやボディ用のウェットシートを活用して優しく拭き取ることが大切です。
ウェットシートは肌に刺激が少ないものを選ぶと良いかと思います。
2.下着の素材に気を付ける
お尻は下着が密着しているので、蒸れやすいです。
多湿な環境で汗も乾きにくいので、下着の素材に気を付けると良いです。
天然素材であるコットンは吸水性に優れているので、汗を吸ってくれます。
しかし、速乾性はないので、濡れたら履き替えておきたいところです。
速乾性の素材を使用した下着も出ているので、
どちらがお肌に合うか試してみるのもいいと思います。