お仕事で座り仕事が多いと、座っている時間だけお尻が圧迫されますし
下着や椅子との摩擦による刺激、着ているものによる蒸れなど、
お尻にとっては過酷な環境ですよね。
ある意味、お尻にニキビが出てきてしまうのは避けられないことですよね。
しかし、出来てしまったニキビにうまく対処できないと、
赤みや色素沈着、肌の表面が凸凹としたクレーターとして、ニキビ跡が残ってしまい、
ニキビが治ったのにお尻が汚いまま…なんてことに、なりかねません。
間違ったケアでニキビを悪化させてしまい、ニキビの跡を残さないためにも
気を付けたいことをまとめてみました。
ニキビ跡のタイプとは?
ニキビ跡には、いくつか種類があります。
赤み
ニキビが出来るとニキビ周辺の細胞が傷付きます。
傷を修復するために周辺の毛細血管が太くなったり、毛細血管が集まってくる。
すると、部分的に毛細血管が太くなったり、集まったりすることで
血液中に含まれるヘモグロビンが肌から透けて、赤く見えることがあります。
色素沈着
赤みよりちょっと厄介なのが、色素沈着です。
茶色や黒っぽいシミは色素沈着によるもので、ニキビができることで
肌の防御反応が働き、メラニン色素が生成され、過剰に生成されたメラニン色素が
排出されず組織に沈着すると黒ずみとなって、残ってしまいます。
クレーター
さらに厄介なのが、肌表面が凸凹とした跡として残ったクレータータイプ
ニキビによる炎症が組織の奥深くまで達すると組織構造が破壊され、
肌表面に凸凹として現れます
ニキビには、その進行度合いからいくつかの種類があります
ニキビは、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビの順に進んでいきます。
白ニキビは、毛穴の出口が角化して詰まり、ポツっと膨らんだものができます
そこから、詰まった皮脂が酸化して黒ずんだものが黒ニキビです。
詰まって皮脂を栄養にアクネ菌が繁殖すると炎症反応が起きて、赤くなります。
これが赤ニキビです。
赤ニキビがさらに進行して、膿が溜まった状態が黄ニキビ
炎症を起こしているところを治そうと白血球が戦った残骸が膿として排出されます。
赤ニキビより先に進んでしまうと肌の奥深くまで炎症や傷が及んでしまい
ニキビ跡として残りやすくなります。
つまり、赤ニキビより悪化させずに治せれば、ニキビ跡として残りにくいのです。
やってはいけないNG行為は?
1.触る、詰まった角栓を押し出そうとする
これは、もうまさに“触らぬお尻(神)に祟りなし!”です。
触るとそれだけで刺激になりますし、角栓を無理に押し出そうと
指や爪を立てようものなら、毛穴周りの皮膚も含めて、ただ傷付けただけになります。
2.擦るなど刺激を与える
詰まった毛穴を洗い流そうとゴシゴシ擦るのも意味がないですし、
むしろ悪化させます。ボディソープをしっかり泡立てて、優しく丁寧に
包み込むように洗うことが大事です。
お肌が持っている本来の力で引き出すには、保湿が大事です。
保湿することで肌のターンオーバーを正常化して、ニキビが治る方向に向かわせます
また、保湿する場合には、ニキビ専用のケア用品を使ったほうが安心ですね。
ニキビの原因となる成分を含まなかったり、肌への刺激を考慮した処方に
なっているので、ニキビの悪化を気にせずにたっぷりと保湿できます。